図のように押入に布団を収納した場合、布団の上に空いた空間が無駄に感じることがありますが、これは決して無駄なスペースではありません。
一般的な、引き違いのふすまの付いた6尺(180cm)幅の押入の場合、ふすまを引いたときの開口部は幅90c弱です。一方でシングル布団の寸法は幅90cmあまり。結果として、布団をV字型に折り曲げなければ布団の上げ下ろしは出来ないのです。
このように普段無駄に感じているスペースは、必要なゆとりスペースであることがよくあります。布団に限らず、引出の中の衣類など他のモノや他の場所の場合も同様で、たくさん収納しようとするほど出し入れがしにくくなり、出し入れしやすいように入れるとそれほどたくさん収まらないものです。
ですから収納スペースが少なければ使い勝手よりも収納量を優先する、片付けにくいと感じることが多ければ収納量よりも使い勝手を優先するということが大事なのです。
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