書類の収納について相談していると、新聞などの記事の切り抜きやクーポン券を指して、「思い出して調べることがあるかもしれない」、「また行くかもしれない」とおっしゃる方がたくさんいます。確かにその通り。未来のことは誰にも分からないですし、他人である私にはまったく予想できません。
しかし現実にその方は書類の収納に困っているのです。対して私は困っていません。収納が上手だから?いいえ、違います。私は元を断っているからです。
収納では元を断つことが大事であることは先に述べた通りです。ですから私は入ってくる情報のほとんどをスパムメール扱いして削除するのです。不確定な未来の予測ではなく確実な過去の経験を基に基準やジャンルを決めて入ってくる情報を絞っているのです。
でもひょっとすると削除してしまった情報の中に必要な情報があったかもしれない。でも心配ありません。本当に必要な情報ならまたやって来るのですから。
それが「バスはまたやって来る」という考え方です。終バスを乗り過ごしてしまっても、翌朝にはまた来るんですから。ビジネスの最前線や大事な大事な子供のことだとそうはいかないかもしれませんが、それならばそれだけを除外して、あとは全部「バスはまたやって来る」という考え方で乗り切るんです。そう考えないと、この情報過多の世の中を生きるのはしんどいんですよね。
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