法律の世界ではしばしば「違憲状態」と呼ばれる問題が生じますが、それは法律などはすべて憲法の趣旨に則って制定・運用されなくてはならないという考え方がベースにあるからです。つまり憲法とはその国の価値観を文章にしたものなのですね。
収納でも同じです。何をどこに置く、どういう基準でモノを処分するなどという細かいルールがたくさんあると思いますが、価値観というベースなくして運用できません。ルールを作っても守らない、価値観を逸脱したルールがある状態というのが、すなわち片付かない状態なのです。
ですから「なぜ片付けるのか？」、「本当はどんな生き方をしたいのか？」などという自分や家族の共通認識をハッキリさせると、ルールを作ったり運用することがしやすくなり、モノの取捨選択がしやすくなり、片付けやすくなるのです。
