「大は小を兼ねる」ということわざが現代に於いてはほとんど意味をなさないことは周知の通りですが、もちろん収納に於いても同様です。
典型的な例で言えば押入または押入のような奥行のクローゼットがそうですが、布団や大きな段ボール箱を収納する場合以外は逆に使いにくくなります。また深すぎる引出はモノを入れてもゴチャゴチャになりやすく、納戸は収納スペースではなく死蔵スペースになりがちです。
最近は造り付けの収納スペースを無駄に多く取る家が増えていますが、造り付けの収納スペースはどうしても棚割りなどが大雑把になりがちです。そうすると細かいモノを上手にしまおうとするときに、どうしても難しいことを考えなければなりません。
また、収納スペースを増やすとそれに合わせてモノが増えます。モノとの付き合い方を根本的に見直さなければ、いたちごっこになってしまうのです。
いつもそうであるとは限りませんが、大は小を兼ねない可能性が強いことは常に頭の隅に入れておいたほうが良いでしょう。
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